サンバーのおじさん。
この景色を年間、どれだけ見るだろうか、、、。
200、いやひょっとしたら300日近く見ているかも。
ここは自宅と海の中間地点「アマド」。シーバス、サツキマスの
釣りでは仁淀屈指の一級ポイント。日課のパトロールの途中、必ず
立ち寄る。足場が高く川の状況を確認するのにもってこいの場所なのだ。
その日も先日見つけた稚鮎の登り具合を確認しようと川を覗き込んでいた。
やけに吹かす軽トラが通り過ぎて行った、、、。位にしか思わなかった。
が、その音がまた近づいて来た。「こんにちはー!」の声と共に
そのおじさんはやって来た。「おまんの軽トラかっこえいの~!ちょっと
見せてくれん?」とニコニコしながら近づいて来た。どうやらこのジュリー号が
目に留まって引き返してきたとの事。聞けば前に仕事のお仲間さんにハイゼットの
後ろに小窓が付いてるタイプいわゆる~ジャンボ~はいい!と勧められたらしい。
年の頃からして60過ぎ、サンバーの荷台には道具箱やバケツ。推測するに
水道屋さんか左官屋さん、、、の小柄なおじさん。「デフロックはついちゅうが?」から
始まり怒涛の質問攻め!「浜も走れて農機具も詰める。となったらこの車になった。」
と変えた経緯を説明するとおじさん、アユ釣りが好きらしく釣り用にジムニーを持っている
ものの「一台にまとまらんもんかのう、、、。」と考えていたらしくジュリー号を見て
「これだ!」話が聞きたい!!と引き返してきたそう。正確には伝えなかったものの
「まあまあするよ」と値段の話に、、。「やっぱり、、、。」とおじさん腕組み。
最後に車を作ってくれたのは「但東自動車さん」。きっと希望を叶えてくれますよ!!
と伝え別れた。思えばこのポイント、のちに自分の釣り、いや高知での暮らしにさえ
関係してくるさまざまな人達に出会った場所、、、。いつかここで違う「あげトラ」に
出会ったらあのおじさんかもしれない、、、。そして明日から3月!忙しくなるぞ!
~去年の解禁は大雨からの大風。今年は1日が金曜日で、、、。最初の日曜、天気予報は、、、。(涙)~