思わず二度見!
今年は特に多い気がする、、。河原での車のトラブルに
遭遇する機会。土佐弁で「にえる」。車が砂や砂利にタイヤを取られ
脱出出来なくなる状態の事!今年に入って3~4回、お手伝いしたの
では無いだろうか?あれは、まあまあ水が出た次の日だったと思う。
「水が出たら魚も上に行く」を基本と考えているので八天大橋下に
狙いを定め釣行!と、一台の黒いH社の車が「にえる」の状態。すると
「引っ張って貰えませんか?」と声を掛けられたが、ロープも無いし、、。
症状は軽い。押せば何とかなりそうな気配。聞けば「去年はスイスイ来れた
から大丈夫と、、、。」確かに大丈夫な時も有るんです!しかし増水後の
ウキウキの砂。押して動けば、コース取りを間違えなければ出れる!!
そう思いドライバーさんに指示をして「動いたら一気に走り抜けて!」と
告げるも、やはり2リッタークラスの車では砂に取られてしまう。現場は
自分、ドライバーさん、奥様と子供ちゃん、おばあちゃま。メンズは二人。
マンパワーがあと少しあったらと思っていたら、高岡側から見ていたという
「おんちゃん」が助太刀に!アルミのブリッジまで持っていたので、少し
掘って下がってぶりブリッジに乗れば行ける!と思ったら中々乗らず、
ジャッキで上げてブリッジを噛ませ、下がって、、。色々試すもタイヤが
あと少しの所でブリッジに噛まない!!そうこうしてると、お孫さんを遊び
に連れて来た大型四駆の「おんちゃん」が「引っ張っちゃおか?」と来て
くれて、パワーの違いを見せつけるかの如くあっと言う間に引っ張り出した!
もともと奥様が高知。ドライバーの旦那さんが京都。奥様の実家に帰省の時は
こうして河原に遊びに来るという。無事に抜け出せたので帰ろうとしていると
「お礼をしたいので、お名前と住所を教えて下さい!!」と言われた。無論
そんなお礼なんて話しでは無い。ブリッジのおんちゃんも「いらん!いらん!」
と、さっさと走り去った!自分も「これに懲りずにまた、高知の川に遊びに来て
下さいね!」と告げてその場を後にした。そしてある日の「高知新聞」の朝刊
「声ひろば」のコーナーを何気なく見ていた。するとその時の状況とお礼の言葉
を奥様が寄稿していた!タイトルが「高知のヒーローたち」だなんて、、。
ちょっと恥ずかしいような、嬉しいような!思わず「ん!んっ!」と二度見して
しまったお話でした!!