お魚事件簿、、、。
今年の仁淀本流は本当におかしい。今までの経験値が全く
役に立たない異常事態!!前回も少し触れた天然アユの遡上が
少な過ぎる事。そんな状況だからこその怪現象をリポート!!
六月に入り、当然梅雨にも差し掛かりマスを狙いつつも「いつも
ならシーバス君達がガンガン当たってくる季節なのに、、。」と
思っていたとある増水後。いつものポイントでシーバスが出た!!
「遅いながらも登ってくるのか!!」と思って一安心。しかし、
釣った魚体はどうにも黒い。居着きの個体と思われた。体高が
あってパンパンだったのでキープする。「人間が気付いていない
だけで川のサイクルは例年通りなのかな?」なんて思いつつ、魚の
胃の内容物を見てみると、、、。なんとビックリ!水生昆虫をやたら
食べている!ゴリみたいなハゼの仲間、そしてアユかイナッコかも
判断できない小魚。それ以外はすべて「クロカワムシ」もしくは
「ザザムシ」と呼ばれるトビゲラ系の幼虫が8割を占めていた!!
個人的な読み、、、。3~4月。少しだけ遡上する姿を見かけた稚アユに
ついて上がってきたシーバス君達。川で過ごすもその後、エサは全くに
近いほど無い!!そこで流れて来る虫を食べている。すなわち、マスも
シーバスも川へ上らせるスイッチは稚アユの存在!少ないからこそ5月の
終わりまで汽水にマスが居て(こんな事は約15年見てきたけど初!)
シーバスは釣れてもクロスケばかり、、。入りたてのギンギンは次に
入ってくるきっかけが無いと入って来ない!というのが個人的な見解。
それなりにいい引きで楽しませてくれるが、やはりこの時期は入りたての
ギンギンがうれしい!しかし雨の後のお楽しみ、、。マスは好天の後で
虫がたくさん出る時が狙い目。梅雨はなかなか好機が無い。入る場所で
迷いを生じるが、これも先々に生きて来ると信じ日々、ただ日々、、、。